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デマンドレスポンス

デマンドレスポンス

先日、外務省経済安全保障課がこちらのツイート。

このツイートによりデマンドレスポンスについて話題になりました。

なぜ外務省という立場からこのようなツイートがでてくるのか疑問です。

 

デマンドレスポンス(DR)とは?

さて、広い意味でざっくりと。

これまで、発電側の調整に着目して記事をまとめました。

一方で、需要側の調整により出力側の変動に対応しようというのが

デマンドレスポンスになります。デマンドでレスポンス。

上げDRは、発電過多が見込まれる状況で需要を増やすことです。

蓄電池や揚水発電などが例にあげられます。

下げDRは逆です。経産省の資料がこちらにあります。

http://www.meti.go.jp/press/2016/12/20161228004/20161228004-1.pdf

ネガワット取引というワードが用いられています。

発電不足が見込まれる状況で、アグリゲーターによる指示に基づき

需要抑制を実施することでインセンティブが得られます。

需給調整について

ツイッターでもツイートされている方がいましたが、

「再エネの変動を火力で補うのは古い」

という文章は原文のどこに書いてあるのかわかりませんでした。

エネルギー業界は何事も極端な意見が目立つ気がしますが、

供給側、需要側の両方から需給調整を行うことが自然でしょう。

需要側の調整自体、新しい考え方ではない

そもそも、需要側の調整は様々な手段を通して試みてきました。

深夜の電気料金を安くしたり、エコキュートと呼ばれる

電気給湯器を用いて深夜電力でお湯を沸かすサービスといった具合です。

以前は原子力発電所の運転によりベース電源が一定量確保されていたため、

日中の電力消費を減らし、深夜に電気を使うよう誘導していたのです。

今は原子力発電が停止し、太陽光発電による日中の発電量増加しています。

その場合、これまでと同様の考え方でいくと

お昼の時間帯の電力消費を促すということになるだけです。

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