社宅入居のメリットと注意すべきことをまとめてみた
電力会社の発電系社員は転勤族なので、住居を購入するのはリスキーです。
一方で、発電所の近くには寮や社宅が用意されています。
寮については以前紹介しました。(こちらの記事です。)
社宅は一般的な賃貸住宅を想像して入居すると痛い目に合います。
そこで、社宅に入居するメリットと注意すべきことをまとめてみました。
社宅に入居するメリット
社宅に入居するメリットは、一言で言うと「出費が減る」ことです。
下記の2点が主なメリットになります。
特に若い夫婦は給料も少なく、賃料にお金をかける余裕がありません。
夫婦生活の助けになることは間違えありません。

お金を貯めたければ社宅に入るのが良い選択。
賃料が非常に安い
会社ごとに異なるでしょうが、賃料が非常に安いです。
敷金・礼金も必要ありませんので、一時的な出費もありません。
管理費もかかりません。強いて言うなら町内会費でしょうか。
ただ、こちらは賃貸マンションについても同様ですね。

田舎は町内会費が高い上、無駄な行事の矯正参加。
社宅という立場では断りづらいです。(町による)
給料が少ない間は、住宅にお金をかけない分生活に余裕ができます。
例えば、私が住んでいる社宅は家賃2~3万円ぐらいです。
(ぼかしています。古さや地域により金額は変わります。)
同程度の広さのアパートを自分で借りるなら少なくとも倍は必要です。
住宅手当より節税になる
住宅手当が出る場合は、所得税や社会保険料の対象となります。
家賃と比べると影響は小さいかもしれませんが、
これも年間の可処分所得の増加に役立ちます。
職場に近い
職場によっては、田舎すぎて周辺に賃貸住宅がない場合があります。

火力や原子力発電所は田舎の海の近く、水力は山奥。
僻地が多くて賃貸住宅は少ないです。
社宅であれば、会社で働く人のための住宅であるため
それぞれの勤務地への通勤に支障がないような立地の住宅があります。

寮、社宅なら朝寝坊しても大丈夫^ー^
社宅に入居するデメリット
私は上記のメリットに目を引かれて社宅に入居したのですが、
いくつかの落とし穴があり、入居当初はかなり戸惑いました。
下調べをしてから入居するべきだと思います。
建物が古い、汚い
お客様へ賃貸する住宅ではなく、自分の会社の社員が入居するので、
全体的に管理がかなり雑です。入居する部屋は掃除が不十分です。
私が入居する部屋もホコリがかなりたまっており、虫の死骸も。
また、配管からの水漏れが複数箇所で発生していました。

管理会社、こんなんでお金もらってるのかよ・・・
私の場合は、我慢できずに社宅にハウスクリーニングを入れました。

古い、新しいは運次第なのですが、全体的に古い建物が多いです。
バブル崩壊後は社宅を建てている余裕もなくなっているのでしょうか。
住みたい部屋を選べない
一般的な賃貸住宅であれば、間取りや立地、階数など
自分の希望する条件に沿った住宅を選べます。
もちろん、田舎では選択肢は少ないですが。
しかし、社宅は職場によって決まってくるものであり、
建物ごとに決まった部屋となってしまいます。
自分の家族構成に対して希望が叶わない可能性が高いです。
周りに同じ会社の社員が住んでいる
会社の人が近所に住んでいる場合、気を使ってしまいます。
また、社宅によっては時折謎の交流イベントを行うところもあります。
休日に、会いたくない上司と過ごさなければならないことも。
しかし、最近の社員の人間関係はそこまで密接ではないので
お互いそれほど交流もなく、各々の生活をしているパターンが多いです。

私の場合、挨拶以外特に関わり合いはありません
清掃や除草等の活動がめんどう
管理費がかからない分、清掃や除草は自分たちでやる必要があります。
ローテーションで役割が回ってきますので、当たってしまうと面倒です。

設備にお金をかけてもらえず手で草刈り。
管理人の意見
これらのメリット・デメリットを踏まえ、私の結論は次の通り。
若い間は社宅で出費を抑えて自由なお金を増やします。
目標額までお金を貯めたら、立地や家族構成、金銭面など
希望する条件に合った賃貸住宅に住むのが良いでしょう。
転勤族であれば、住居購入は単身赴任等のリスクを伴います。
可能であれば賃貸住宅で済ませるのが良いでしょう。
一方、勤務地がある程度定まっている場合は、
マンションや一軒家の購入もありだと思います。
これについては、個人の理想や都合によって変わるでしょう。
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