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太陽光発電の現状と課題

太陽光発電の現状と課題

NEDOが、太陽光発電についてまとめた資料を読みました。

少々古いですがこちらの資料です。

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また、短期間ですが太陽光発電事業に携わっていたこともあるので、

主観を交えてまとめてみます。

太陽光発電の現状

太陽光発電は近年、発電単価がかなり減少しているが、

FITによる国民負担の軽減のためにも太陽光発電コストの低減が必要だ。

もちろん発電コストの低減は必要ですが、FIT制度の中身を

変えない限り、しばらくは負担が増す一方な気がしますが・・・

太陽光発電の容量ベースでの世界市場における日本企業シェアは10%程度である。金額にすると、それ以外の再生可能エネルギー発電設備における日本企業売上高規模と比べ圧倒的に大きいことから、再生可能エネルギーに係る産業政策の観点に置いても、太陽電池関連の技術は重要であると考えられる。

正直、意味がわからないので原文のままで載せました。

他の発電方式より売上高規模が大きいと重要? なぜでしょう・・・

太陽電池の日本の生産は増加しているが、

中国の生産量が飛躍的に伸びており、シェア低下の主因となっている。

また、現在の主流は結晶Si太陽電池である。

太陽光発電の課題

日本の太陽光発電設備設置費用は世界的にかなり高額である。

内訳としては、工事費や架台が他国と比較して4倍近くとなっている。

これに対して、製造コストの低減と発電効率の向上により対応していく。

また、長期的には新材料や新構造によるブレークスルーにより

さらなるコスト低下の実現をすすめていく。

 

吸収波長を特化した材料によるタンデム構造や量子ドット型の

研究が進められており、まだまだ効率向上が期待できます。

工事費の削減のためには、施工の下請構造や効率的工法の確立など制度面の課題が残っています。

設置箇所の住宅屋根や平坦地以外への拡大や、

使用済みパネルの廃棄方法についても課題である。

管理人の意見

国産太陽電池

国際的競争力を高めるために求められるのは発電単価低減です。

現状、日本の太陽電池は中国産と比較しても非常に高額です。

国産の太陽電池は、価格差を上回る優位性をどこに見出して

アピールしていくかが課題となっています。

国産太陽光発電の普及を目指すのであれば、

多様な太陽電池の開発によりブレークスルーを目指すのと並行して

製造コスト低減のプロセス開発が必須だと思います。

国内の太陽光発電

また、国内の太陽光発電の普及に関しては、

下請構造や施工業者の技術向上、効率的施工方法の確立がカギとなります。

国は競争による工事費の低減を挙げていますが、

これは施工業者と発注者の取り分が調整されるに過ぎず、

根本的な解決にはなりません。

工事費削減の取り組みはあまり注目されていないのが現状でしょう。

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