電力会社の海外展開と技術系社員の英語力

電力会社の海外展開と技術系社員の英語力

こんにちは。イルカです。

電力会社の技術系社員は、普段英語を使いません。

そのため、英語力の維持、向上のためには自分での訓練が欠かせません。

サボっていた私は、自分の英語力の劣化について憂いていました。

今後の電力業界は、国内需要が減退、電力自由化によって

減りゆくパイの奪い合いとなっていきます。

ともすれば、管内のパイを守るばかりではお先真っ暗です。

管外、もしくは海外へ積極的に進出することで、

いわゆる「外貨を稼ぐ」ことが求められているのです。

そうなると、電力会社の社員としては、今後英語力は武器になります。

電力会社への就職を検討している方や、すでに入社済の方は

ぜひ大学や電験等の勉強の合間にでも英語力を鍛えてみてください。

というわけで、電力会社の海外展開について興味を持ったので

簡単にですが調べてみました。

経産省の資料

例のごとく、経産省の資料を2つ貼っておきます。

・電力・ガス産業の大きな成長ポテンシャル~グローバル化

電力・ガス産業の大きな成長ポテンシャル~グローバル化
小売の全面自由化など、大きな変化をもたらしている電力・ガスシステム改革。今回は電力・ガス産業のグローバル展開を見てみましょう。

・東京電力の海外展開の取り組み

https://www.meti.go.jp/committee/kenkyukai/energy_environment/global_energy/pdf/006_03_00.pdf

電力会社の海外進出

上記資料を見るとわかるように、国内は電力需要が横ばいである一方で、

海外では需要が右肩上がりという見込みです。

当然、電力会社は大なり小なり海外進出を経営計画の柱に据えています。

就活生の人がいましたら、希望する会社の経営計画を見てください。

IPP(独立系発電事業者)として、より一層海外進出を進めていこう

という動きが感じられます。(IPP:Independent Power Producer)

経産省は、2017年10月に電力分野の海外展開戦略を策定しており、

発電や送配電事業を官民協力のもと、推進していくとしています。

また、東京電力の資料を見ていただけると、実際の事業について

理解しやすいでしょう。送配電から発電、コンサルティングまで、

幅広い分野で海外進出を進めています。

現場業務での英語

冒頭にも記載しましたが、ほとんど英語を使うことはありません。

といいつつも、重電業界でも機器の外製が徐々に進んでいる印象です。

説明書が英語しかないような機器も、わずかながらに存在します。

とはいえ、読めない場合は、読める人間に頼めばいいレベルです。

また、工場検査は海外というケースもたまにあります。

通訳してくれる人がいるのですが、自分で会話できると便利です。

現地の人とのミーティングでは、複数の技術者の間で会話が入り乱れる

場面もあり、通訳が追いつかない場合も。

技術系社員の英語力

私は入社時、TOEIC800点程度。(現在劣化の可能性は特大)

特別英語が得意な人材というわけでもなければ苦手でもない、

といった具合でなんとも中途半端な点数と言われれば否定できませんが、

入社時のスコアは、技術系同期社員の中ではトップレベルでした。

たまたま同期がそうだっただけという可能性もあるのですが、

あまり英語が得意な人材はいないようです。

(英語に積極的な人材は海外にガンガン進出する企業へ行くのでしょう)

英語力を武器とした場合、ライバルは少ないように感じられます。

(逆に、今後海外展開を進める会社として不安も感じられますが)

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