電験1種1次試験 機械の傾向分析
今年、電験1種の機械科目を受験します。
そこで今回、機械の過去問の傾向を調べてみました。
H21~H29年度の過去問一覧
問6、7は選択問題になります。
H29年度
問1:同期機(トルクd-q軸)
問2:PWMインバータ
問3:リニアモーター
問4:光(光束)
問5:誘導機(制動)
問6:赤外加熱
問7:センサ
H28年度
問1:誘導機(トルク)
問2:同期機(リアクタンス)
問3:高周波インバータ
問4:電力貯蔵用電池
問5:交流遮断器
問6:光(照度)
問7:デジタルフィルタ
H27年度
問1:誘導機(L形等価回路)
問2:同期機(過渡応答)
問3:変圧器(並行運転)
問4:光(発光原理)
問5:3相インバータ
問6:加工用レーザー
問7:IPネットワーク
H26年度
問1:同期機(励磁方式)
問2:IGBT(誘導負荷スイッチング)
問3:同期機(駆動方法)
問4:銅の電解生成
問5:リアクトル
問6:光(照明)
問7:制御
H25年度
問1:同期機(飽和短絡曲線)
問2:電力用避雷器
問3:3相変換器(パワエレ)
問4:光(発光原理とエネルギー)
問5:単相変圧器
問6:食塩電解
問7:アクチェータ
H24年度
問1:サイリスタ(直流電動機)
問2:同期機(リアクタンス)
問3:無効電力補償装置
問4:燃料電池
問5:三相変圧器(高調波)
問6:光(照明)
問7:センサ
H23年度
問1:同期電動機(始動)
問2:揚水用発電電動機
問3:3相ダイオード整流器
問4:光(照度計)
問5:交流フィルタ
問6:マンガン電池
問7:サーバー
H22年度
問1:誘導機(始動時)
問2:同期電動機(飽和短絡曲線)
問3:電力変換装置(装置用変圧器)
問4:電力変換装置(高周波障害)
問5:鉄道
問6:光(照度)
問7:LED
H21年度
問1:二重給電誘導機
問2:単相変圧器
問3:3相インバータ
問4:電気加熱
問5:同期発電機
問6:マンガン電池
問7:データ通信
今年の出題予想
同期機
同期機はほぼ毎年出題されています。
2次試験の機械制御でも出題が予想されるため
しっかり勉強して得点源としたいところです。
昨年、H21年は「出力に関する問題」が出題されています。
昨年、H27年、H24年は「リアクタンスに関する問題」。
H25年,H22年は、「飽和・短絡曲線に関する問題」。
特に、「飽和・短絡曲線の問題」は近年出ていないので、要チェックです。
今年あたり出題がありそうな気がしています。
誘導機
誘導機については、1次試験では2年に1問程度です。
また、2次試験の機械制御でも頻出なので、
確実に解答できるようにしておきます。
H29年は制動方法が出題されています。
H28年、H27年は、トルクについて出題されています。
誘導機は問題の種類がそこまで多くないです。
等価回路を覚えておけば計算問題は解けます。
なので、等価回路を用いたトルクの問題は確実に抑えておきます。
パワエレ
三相インバータがよく出題されています。
H29年、H27年、H24年、H23年は三相インバータ回路。
H28年は高周波インバータ。
H26年、H25年はIGBT、三相レベル変換器。
正直、2種まではパワエレを避けてきていたので全然わかりません。
しかし、出題頻度を考えても逃げてばかりはいられないので、
今年はしっかり勉強していこうとおもいます。
変圧器
H25年、H21年は単相単巻変圧器。
H24年は3相変圧器の励磁電流が出題されています。
1次ではそこまで出題頻度は多くありません。
ただし、2次試験では頻繁に出題されているので、
しっかり勉強して得点源にしたいと思います。
特に過去出題されている、「単相単巻変圧器」は要チェックです。
その他分野
その他分野は2次試験での出題があまりないので、
勉強に時間をかけるのはもったいないことになります。
そのため、極力傾向を読んで最低限の学習に抑えたいです。
といって前回は落としたのですが・・・。
(2種、3種はこれでのりきってますよw)
さて、調べてみるとなぜか光に関する出題頻度がほとんど毎年です。
また、電池や電解のような電気化学分野も頻出で、2年に1度ペースです。
そして、昨年は出題されていないので、抑えておきます。
というわけで、光分野と電気化学分野を確実に得点できるようにします。
まとめ
機械の1次試験の勉強は、2次試験を見据えて
誘導機や同期機、変圧器にパワエレを中心に行います。
また、1次のみでしか使わない知識であるものの、
光と電気化学も抑えておきます。
あと2ヶ月がんばります!
(ブログの更新も疎かになってしまうかもしれません。)
コメント