ガバナフリー運転
以前の記事(調整力ってなんだろう)で紹介した資料を用いて
ガバナフリーについて紹介します。
https://www.occto.or.jp/iinkai/chouseiryoku/2015/files/chousei_02_03_01.pdf
ガバナフリー運転
従来、電源は負荷が変動するとそれに応じて
周波数(回転速度)も変動するという性質があります。
負荷が変動した際、発電機の蒸気量や水量を変動させて
周波数(回転速度)を一定になるようにする制御が
「ガバナフリー運転」になります。
簡単なイメージ図を作りました。(毎度雑ですみません。)
①系統周波数がfo→f1に変動
②周波数がfoになるように制御する
系統に並列している場合、各垂下率から負荷分担が決まる。
非同期電源が増加すると?
需要の変動に対して3%程度の瞬動予備力を確保しています。
供給側全体のうち、同期電源の割合が減少することにより、
同期電源の周波数変動に対応するためのリソースが増加してしまいます。
周波数変動は産業用機器などに悪影響を及ぼします。
また、最悪の場合停電に至る可能性もあるのです。
現状、太陽光発電100%は現実的でないことの一因です。
再生エネルギーの導入が進んでいる北海道では、
大型蓄電設備による周波数制御を検証しているようです。
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