鶴岡市 電力販売事業めど立たず
*ソース元にニュース画像あり*
http://www3.nhk.or.jp/lnews/yamagata/20190531/6020003780.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を
鶴岡市は、新しいごみ焼却施設を利用して2年後に電力の販売事業を始める予定でしたが、
送電用の設備を確保できず、事業を開始できるめどが立たなくなったと明らかにしました。
これは31日、鶴岡市の皆川治市長が会見を開いて明らかにしました。
それによりますと鶴岡市は、2年後にごみ焼却施設を建設し、排熱を利用して作った電力を
東北電力に販売する計画でしたが、送電用の設備に容量の空きがなく、
新たな容量を確保するには、およそ17億円かかる見通しになったということです。
これを受けて、皆川市長は31日の会見で、
「2年後に電力の販売を始めることは難しくなった」と述べ、
事業を開始できるめどが立たなくなったことを明らかにしました。
東北電力によりますと、民間会社の参入などで電力系統の確保は年々難しくなっていて、
鶴岡市によりますと、同様の問題を抱える自治体は全国で少なくとも10以上に及んでいるということです。
市によりますと、おととし8月の時点で東北電力から
「送電設備の容量が不足している」と説明があったにもかかわらず十分な対応をしていなかったということで、
市は当時の担当課長を文書による厳重注意にしました。
皆川市長は、「職員の不備で対応が遅れたのは残念だ。国の政策に基づいて行ってきた事業なので
国にも真摯に向き合ってほしい」としています。
05/31 18:01
管理人の意見
この記事、読者の意識を「送電設備の空き容量問題」へ向けようという
意図が感じられてしまうのは私だけでしょうか・・・?
案の定、プロジェクトを潰すレベルの失態を犯している市よりも
東北電力へ向かう批判のほうが強いように感じられます。
正直、発電屋の立場では系統屋は社内外の扱いは平等だと感じられます。
これはどこの会社でも同じでしょう。当然社内のさじ加減ではなく
ルールに基づいた送電線の運用を行っているはずです。
平等性を意識しすぎているのか、同社内の発電部門に対しては、他事業者への対応より厳しいと感じるぐらいです。
最大の問題は、東北電力の説明に対し未対応
問題は、「一昨年の時点で送電設備容量の不足と説明されている」のに
2年もの間対応をしていなかった担当者だと思われます。
厳重注意だけで済んでいるようですが・・・
連系不可の時点で、建設候補地の変更や設備検討を行うべきでした。
また、「対応が遅れたけど国は助けてくれよ」ということですが、
当然国だからといって優遇することはできませんよね。
最後に、空き容量については各電力のHPに公開されています。
詳しい場所までは面倒なので調べるつもりはありませんが、
66kV系の鶴岡周辺空き容量は・・・。
送電する電圧を上げれば空きができるな
設備容量で電圧はおおよそ決まってくるはずです。
将来の電気代で回収できるろ?
系統屋は中立です。まじで。
結局、金が欲しいだけか
現状、国が向き合ってどうにかなる話ではないでしょう。
有効に活用してくれるんじゃないの?
鶴岡市といえば近年こんなニュースがあったな、だいじょうぶなんか?
鶴岡市
文化会館事業費96億円 当初計画の2倍超え 市長、理解求める /山形
https://mainichi.jp/articles/20170222/ddl/k06/010/014000c
https://www.city.tsuruoka.lg.jp/bunka/bunka/bunkakaikan/index.images/20170810.jpg
アホ丸出し
安くて”安定”する電源を優先すると良いとは思います。
思考能力というレベルの話ではない気が・・・
あるあるすぎて苦笑い
あんまりあってほしくないですね・・・
売電は電力会社が高い接続料を要求するから今後は厳しい
発送電分離をちゃんとやらないとね
金はあるんだけどね。突然、担当が忘れてたので17億追加~は無理筋w
とりあえず作っといて送電線は次年度予算で
あそこも北で風力発電しても送電網が確保できずに苦戦してた
ドイツは南北の連系がネックになってるみたいですね。
東北電力が意図的に送電容量の余裕を少なく見積もってるという調査結果を
数年前にどっかの大学の先生が発表してた
一方、本当に送電容量に本当に空きがなくて受け入れができないのかもしれない
どっちが正しいのかはわからない
設備容量は同じでも認識や立場の違いで判断が異なってるだけかもしれないし
但し個人的な印象として、東北電力は電力事業の安全性や冗長性には
いい意味でかなりガチガチな会社だということは言える
京大安田先生ですね。以前、書評(?)記事を書きました。
結局、制度はどうあれ実際にある”もの”は同じです。
安全性と経済性はどうしてもトレードオフになりますし、思想や立場で「最善の運用」は異なってくるのでしょう。
常に容量に空きはあるはずだよ
空き容量って言葉は電力会社では
多分他社に使わせる送電容量を意味すると思う
自社で使用する容量とは別で総送電容量の空きを示していないと思うね
エビデンスを示してください()
外から高い石油を買わされ、地熱ではなく太陽光という日本にそれほど合わない効率のわるい発電で
やっぱり高いコストを払わされる
クソ高い火力発電費の一部でも、ゴミ、バイオマス、地熱、風力発電にシフトしていたら
日本やられすぎだろ
公務員が馬鹿だと住民は気の毒。
公務員は責任とらないからたちが悪い。
もう電力不足ガーとは言えないなw
送電設備の空き容量の問題なので論点が違いますね。
ただ、残念な話だとは思います・・・。
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