電気自動車(EV)はガソリン車よりも環境に優しいとされているが、それは発電方法が変わっても変わらない──そんな調査結果が、米国の研究団体の研究から明らかになった。米国の一部の地域では差が縮まるものの、特に再生可能エネルギーの比率が高い西海岸ではガソリン車より圧倒的に「クリーン」だった。この結果から改めて浮き彫りになったのは、環境対策における再生可能エネルギーの重要性だ。
クルマの未来は電気自動車(EV)にあるという点については、誰もが同じ意見だ。有名な高級車メーカーは、どこもテスラに対して厳しい闘いを挑もうとしている。ジャガーは電気SUV「I-PACE」[日本語版記事]の発売を控え、ポルシェは「ミッションE クロスツーリスモ」という新しいコンセプトカーを発表した。「パナメーラ」を(いい意味で)SUV化したような外観のEVだ。
一般向けのクルマも同様の傾向にある。フォードとGMを合わせると、今後5年間にハイブリッドではない電気だけで動く完全なEVが、34種類も発売される予定だ。
各自治体や国ごとに、ガソリン車の販売を禁止する案も検討されている。ノルウェーは2025年まで、インドは30年まで、フランスと英国は40年までに実施するとしている。世界最大の自動車市場である中国でも禁止措置の検討を進めており、当面は世界で最も厳しい環境基準を課すという。
これらの変更はどれも、環境保護の名の下に行われる。街を不健康な場所にする汚染物質や、世界的な気候変動の原因とされる二酸化炭素(CO2)をなくすことを目指している。代わりに人々には排気管がなく、排気ガスを出さずに走るEVに乗ってもらう。
ただし、EVを充電する電気はどこかから調達しなければならない。その電気が例えば石炭を燃やして調達されるとしたら、そのEVは実際のところどれくらい地球に優しいといえるのだろうか。
再生可能エネルギーの普及率がカギ
その答えを見つけるために、「憂慮する科学者同盟(The Union of Concerned Scientists=UCS)」が最新の数値データの分析結果を発表した。米国のどこに住んで運転するのかによって異なるが、おおむねバッテリーを支持する人々がひと安心できる結果となった。
USCで“クリーンなクルマ”の普及を目指し、非営利のプロジェクトに携わるシニアエンジニアのデイヴ・ライヒムスは、「米国全体で、EVはガソリン車よりもはるかにクリーンです。発電に天然ガスや石炭、あるいはほかの原料を使い、CO2が排出されるとしても、です」と話す。送電網に沿って、汚染率の高い燃料を使った発電所から遠ざかるほど、街の空気もきれいになる。
この調査では、運転で排出されるCO2以外にも目を向け、クルマを動かすことに関わるサプライチェーン全体について検討した。ガソリン車では、原油の製造に関連するすべての排出を含む。EVの試算は米国環境保護庁(EPA)による発電所の排出データに基づいて行い、石炭の採掘のような環境コストも含めた。場所によって発電方法が異なり、結果も地域ごとに違いが出ている。
比較の基準値を統一するため、単位は1ガロン当たりのマイル数であるMPGを採用した。再生可能エネルギーの利用率が高いカリフォルニア州では、EVが走行して環境に与える影響は、燃費109MPG(1リットルあたり約46km)のガソリン車と同じになった。テキサス州ではこの数字が60MPG(同約26km)まで落ち込む。米中央部のイリノイ州やミズーリ州あたりになると39MPG(同約17km)にしかならない。
米国全体のEVの排出量は、燃費が80MPG(同約34km)のガソリン車と同等だ。現在、普通自動車(電気・ガソリンを含めた新車)の平均燃費は28MPG(同約12km)前後[PDFファイル]なので、比較するとかなりクリーンだといえる。
以下ソース
https://wired.jp/2018/04/10/ev-could-save-the-planet/
管理人の意見
長い記事ですが、要はガソリン車よりEVのほうが地球に優しく、
さらに再生可能エネルギーを用いるとよりクリーンだという主張です。
CO2排出の観点のみで言うとガソリン車よりはクリーンでしょう。
一方で、電力不足やレアメタルの問題があります。
再生可能エネルギーの低コスト化や蓄電池の技術向上と並行して
徐々に導入を勧めていくのは良いことだと思います。
>>1
とりあえず優遇措置や補助金に頼らない商売が実現するようにしろ
いまのEVは金持ち優遇政策じゃん
貧乏な人が本当の意味でエコな車に載ってるのに、税金を取り上げて
高価格のEV車に補助金を出すんだからな、どんな矛盾だよカス
心配しなくても世界中で炭素税が導入される。
個人レベルごときが排ガス出して汚染まみれにする
そういうアホから徴収よ。
>>1
インドはもう辞めただろ
インド政府が全量EV化を撤回 環境車、戦略柔軟に 2018年2月16日
https://r.nikkei.com/article/DGXMZO27040770W8A210C1FFE000
>インド政府が2030年の電気自動車(EV)普及に向けた政策を打ち出す方針を撤回した。
ガソリン車の10倍のレアメタルやレアーアースが必要
電池は発火物や不燃ごみで埋め立ててる
再利用できる部位が少ない
信用崩壊起こしてるよな
いちいちソース読んで調べる暇もないから信じないという対抗策しかとれない
それより今のEVはバッテリー性能が追付いてなさすぎ
一回の充電で200km走れないなら街乗りにしか使えない
ちょっと田舎に住んでると片道100kmとか走る機会は結構ある
>>10
パラダイムシフトが起こっている最中なので、途上国もEV化する。日本が火力発電所を売り込もうとして、諸外国から失笑された事を知らないのか?
>>13
その通り。
パラダイムシフトなんて起こりません
途上国の電力網の脆弱さを知ってる?
全ての車をEVにして夜間電力で一斉に充電したら先進国の送電網でも全く足りないのに
今すぐ全車がEVになるわけないんだから
徐々に電力網を整備すればいい
> 全ての車をEVにして夜間電力で一斉に充電したら先進国の送電網でも全く足りないのに
バカってこういう極論で勝った気になれるんだな w
燃料の話だけで地球に優しいってバカなのかな
EV自体に大量な稀少土類や稀少金属が必要なのに
地球上の自動車全部EVにする前に枯渇するぞ
>>18
なお、ガソリン車作るのに石炭火力は使わないかものすごく低いのです だから比較の上で考慮しなくてはいけませんキリッ
>>1
そもそも太陽光や風力だのの比率が増えていくだろアメリカでも 車庫の上に、自動運転EVタクシー場の屋根に一面の太陽パネルだ そういうことでさらに限りなくゼロになっていくことも考慮しろよ
>>24
世界中でクリーンなエネルギーが求められるなか、太陽光を使った発電量はこの5年間で6倍に増加した。
だが、ソーラーパネルの製造が環境にむしろ悪影響を及ぼしている可能性が現在指摘されている。
パネルの製造には水酸化ナトリウムやフッ化水素酸といった腐食剤の使用が欠かせない。
また製造過程で水や電力が消費されるため、温室効果ガスの排出は避けられず、廃棄物も出るのが実状だ。
蓄エネのイノベーションが進まない限りはEVはまだまだ先の話しだ。
>>19
蓄エネなんてイノベーションを待たなくても揚水発電所をいっぱい作ればいいじゃないか。
電気代?知らんがなw
欧州、電気自動車増で大気汚染の恐れ
http://mw.nikkei.com/sp/#!/article/DGXMZO07683040X20C16A9000000/
電気自動車(EV)のブームによって、欧州は、英国で計画されているヒンクリー・ポイント原子力発電所と同規模の発電所を
50カ所近く建設することを検討せざるを得ない――。欧州連合(EU)の専門家らがこう警告した。
欧州自動車メーカーが「EVシフト」をことさら大合唱する理由
https://www.news-postseven.com/archives/20171031_625532.html
今年夏、欧州では電動化の導入だけでなく、クルマから内燃機関をなくすという目標を打ち出すのが流行した。
が、それから数か月のあいだに「ハイブリッドもカウントする」と、事実上のトーンダウンが相次いだ。
>>38
あれはクリーンディーゼル詐欺をごまかすための陽動作戦だからな
EV連呼してクリーンディーゼルは無かったことにする
ギラギラ光るソーラーパネルで景観を壊すのをやめてくれよ
水力とか海流を活用して欲しい
パネルが立つような荒地を誰が草刈りや管理をしてると思ってんだ?おまえが無償で草刈りでもできるのか?
電気自動車の天国ノルウェー、しかし再度購入を検討する国民は約半分のみ EVの不安要素とは?
https://news.yahoo.co.jp/byline/abumiasaki/20160604-00058436/
ノルウェーの気候変動バロメーターが、6月1日に発表された。「次回の車の購入時には、環境に優しいものを検討中」と回答した国民は60%。
しかしながら、電気自動車の現在の所有者の内、「また電気自動車を選びたい」と答えた割合は53%と意外と低いものだった。
寒冷地でしかもまだ使い物にならない時代のEVを買いまくって50%以上が次もEVって言うんだから驚異的
デンマーク政府はEV税優遇廃止を決定 販売数激減
https://news.yahoo.co.jp/byline/abumiasaki/20160604-00058436/
デンマークでは電気自動車に対する税の優遇政策が昨年に終了した。2016年より、電気自動車の購入者に徐々に税制の適用が開始され、その結果、購入者が激減。
2015年下半期にデンマークで販売されたテスラは1886台だったが、2016年上半期3か月間には37台しか販売されていない。
政府の支援策が厳しくなった途端、デンマークの電気自動車の売り上げは2015年から2016年に65%も急降下した(ノルウェー電気自動車協会調べ)。
>>55
ぶっちゃけバスとか電車の方がいいよな
いつぞやイーロン・マスクはバス会社に喧嘩ふっかけて怒られていたからな
乗用車ビジネスってなんかアホくさいよ
やっぱ最後は自動運転タクシービジネスが主流になるだろう
この論理そのものですね
節電を訴えるような国で
車まで電気になったら
どうするつもりだよ
発電所を増やせば良いんじゃねーかな?
まぁ作ってるうちに
EV詐欺も終わりそうだけど。
増やせるなら増やせばいいと思う。
しているデータ出してみ。また蓄電池の廃棄や材料資源、安全性など考えているのか。
再生エネルギーの太陽光パネルのシリコンを作るにどんだけエネルギーが必要なのか
解っているのか。海や砂漠に設置するならまだしも、森林伐採して設置している現状
がエコだとは笑える。
実際1kwの太陽電池作るのにどれだけエネルギーがかかってるの?
日本では発電コストを上げて省エネ家電やHVの販売促進してるからな。
電気代やガソリン代が上がるほどパナソニックやトヨタが笑って
国民が泣く仕組みになってる。www
自家用車が必要ない都市にすべきだろ。
それを言い始めたら、石油メジャーやタンカー座礁で
半端なく海洋汚染してますやろ?
英国のEV移行に電力不足がブレーキ、巨額投資必要に
https://jp.reuters.com/article/britain-power-autos-idJPKCN1BI0DV
特に課題となるのは送電網だ。全体で15%、ピーク時で最大40%の増加が見込まれる電気需要に対応するには、さまざまな技術が必要となる。
「これは難問だ。発電能力や送電網の強化、充電施設に対して多大な投資が必要となる」とコンサルタント会社ウッドマッケンジーのエネルギー市場アナリスト、ヨハネス・ウェッツェル氏は語る。
中国国内の需要賄うだけで外に出す余裕なんてないでしょ
廃棄バッテリーからのコバルト回収もやってないみたいだしどうするんだ
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