コープさっぽろに学ぶネット社会で求められる誠実さ
なんだかややこしいタイトルですが、要するに
「事実を隠蔽しようとしてもバレるので誠実であるべき」
ということです。当然のことですがバレなければ隠蔽していい
というわけではありませんが、いわばバレるリスクが増加しているわけです。
なぜこんな記事を書いているかというと、
以前のコープさっぽろの記事を書いたあとに気づいたのですが、
コープさっぽろの10月8日のプレスリリースの内容が
こっそりと差し替えられていたからです。
そこで、今回のコープさっぽろを反面教師として
インターネットが普及して変わったことについてまとめてみます。
コープさっぽろのプレスリリースの推移
まさかこっそり差し替えされるとは思っておらず、
過去のプレスリリースの内容は保存していませんでした。
しかし、そこはインターネット社会。
ツイッターで多数見つけることができました。こちらが10月7日分。
※1 コープさっぽろ ニュースリリース 10月7日(日)「北海道新聞朝刊1面掲載記事」に関して
2018年10月8日 https://t.co/naN5OHLsyY— 電力・エネルギーニューススクラップ (@energynewsscrap) 2018年10月8日
コープさっぽろが10月7日に出したプレスリリースが確かに消されてるね。こういうのは時系列にアーカイブしておかないと、益々信用を落とすだろう。都合が悪いものを見えなくしたと思われても仕方がない。 pic.twitter.com/gNSNS06YYx
— 井上リサ☆柏崎刈羽紀行 (@JPN_LISA) 2018年10月9日
そして、現在のプレスリリースはこちら。
変わった点は以下の点。
「北海道新聞の記事は事実と異なるため抗議した」という内容の削除
プレスリリースの内容をこっそり差し替えするというのは
会社としてありえないと思うのですが・・・。
これまた、コープさっぽろの信頼度低下の要因となってしまいます。
過去の記録は簡単に消せない
インターネットで一度公表した内容は、簡単になかったことにできません。
今回のように、こっそり差し替えても以前の文章はネットの海に残ります。
正直に、「○○の部分を差し替えた」としたほうがまだ良いです。
インターネットが普及する前の時代に生きてきた人間は
個人が情報に簡単にアクセスできないのが当たり前という認識があるため
このことを理解しておらず、このような失敗をしてしまうのかと
私は推測しています。インターネット普及前の時代は知らないのですが。
個人の情報発信力が大きくなった
かつて、情報は「マスメディア→大衆」の一方通行でしたが、
インターネット普及後、個人の情報発信力が大きくなりました。
今は削除されましたが、内部告発アカウントが現れています。
「今回の北電に対する損害賠償請求の件で呆れ果ててしまいましたので、
震災関連のこちら側の落ち度などつらつらと語っていきたいと思います。」
という書き出しでした。
言い方は悪いかもしれませんが、どこから矢が飛んでくるかわからない
世の中なので、そもそも矢が飛んでくることのないような
誠実な経営を行ってほしいものです。
プレスリリースに対する北海道新聞の反応
ちなみに、このプレスリリースの内容について北海道新聞の記事がこちら。
北海道新聞によると、記事の誤りではなく周囲の意見で軌道修正した模様。
コープさっぽろは、北海道新聞の記事の真偽に関する内容を
プレスリリースから削除しているため、実際はわかりませんが
私個人としては北海道新聞の記事の通りなのだろうと思います。
ちなみに同記事内にて、「コープとして、電源の分散化や再生可能エネルギー
の活用など電力のあり方についての議論」と記載されています。
コープさっぽろはトドック電力をグループに持つ電気事業者として
各地に大規模電源を分散、確保してくれるのでしょうか。
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